「悪魔の受験術」を持つ男が、18歳浪人女子しおりんとの初ミーティングで慶應商学部志望を告げられて、妙に納得してしまった話。
「悪魔の受験術」を持つ男が、18歳浪人女子しおりんとの初ミーティングで慶應商学部志望を告げられて、妙に納得してしまった話。
ついに、しおりんが東京に来ました。ほとんど初めての東京だったので、待ち合わせとコインロッカー探しに手こずってしまいました。これもあとからいい思い出になると思います。
とりあえず、お昼過ぎだったので、食事をすることにしました。ほとんど初めて話すので、リラックスできそうなカフェにしました。
まずは志望校の話をしようと思っていました。
というのも、デビル式受験術のキモの1つは、「志望校を決めて狙い撃ちで逆転」だからです。
「志望校を決めたら半分受かったようなもん」です!
デ「志望校、どうすることにしたの?」
デ「え?経済学部はどうしたの?」
し「慶應の経済学部って経営学科がないから、マーケティングとかは商学部ですよね?」
デ「まあ、そうだね。」
し「そういうのに興味があるんです。」
デ「あぁ、なるほど。。。ちなみに、文学部は?」
し「文学部の勉強って就職して何の役に立つんですか?」
デ「うーん。役に立たないってことはないけど、商学部の方が実用的だよね。」
し「ですよね。」
妙に納得してしまいました(笑)。
デビル式の志望校選びは、基本的に「なりたい職業」で決めることにしています。
そういう意味では、まっとうな選択です。
一応、こういう質問もしてみました。
デ「早稲田の商学部は? ちょっと入りやすいよ?」
し「慶應がいいです。」
その時、思い出しました。
しおりんが嵐の櫻井翔くんのファンだったことを。
動機はなんであれ、モチベーションが上がる方がいいに決まっています。
なんだか、ホッとしたような気もするし、ちょっと残念な気持ちにもなりました。
というのも、元々の慶應経済より入りやすい商学部だったことがちょっとホッとして、
一方で、センター試験がなかったことで、いろいろ教える楽しさは減ったという残念。
僕が推していた医学部については、
デ「ちなみに医学部はやっぱりいや?」
し「医者になりたいと思ってないので。。。」
デ「まあ、医者はなりたいと思う人がなるべき職業だしね。」
あと、これも聞いてみました。
デ「最近の私大文系は、定員数厳守や好景気のせいで、いまだかつてない難しさだよ?」
し「3年間勉強してなかったんで1年くらい必死でがんばります。」
よし!それで行きましょう!
なんかその方向でがんばりましょう!
その後、必要な参考書や問題集、道具を購入しました。
じゃあ、明日は場所を借りているので、本格的な勉強開始です!
大した高校を卒業をしたわけでもないしおりんが、
塾にも予備校にも行かず
正式スタートです!
■
このブログは、人間教育とは全く無関係に、
「受験をゲームとしてクリアするテクニック」
を教えているだけのブログです。
前回の記事を読んで不快な思いをされている教育関係者の方々は読まないでください。
つまり、スポーツを通して、努力することや友情の大切さを学ぶとか、そういう趣旨のブログではなく、
どうやったらプロ選手になれるのかとか、
どうやったらサッカーやバスケで、ドリブルが上手くなるかとか、
どうやったらボクシングで、左フックが当たるようになるかとか、
どうやったらこのゲームで、ボーナスステージに行けるのかとか、
そんなことが書いてあるブログと同じです。
これに近い受験法を実践していたり、教えていたりする人もいると思います。
武田塾だったり。
この記事を見て、「その通り!」って思うと同時に、
この記事がバズったりしたら、イヤだなーって思う人もいると思います。
「なんでみんなに言っちゃうの!」って。
とにかく
のブログです。
とはいえ、最低限のレベルと学習時間が必要なのでは?
という疑問が湧いていると思います。
ネットではいろいろ書かれていますが、そもそも、受験勉強を始める時点の学力にもよりますし、学校の授業をカウントするかどうかにもよります。どれだけの集中力でやり続けるかでも違います。もちろん、早慶レベルと言っても学部で違います。
やはりスポーツでもそうですが、勘がいい人がいます。そういう人は短いです。
僕はさっき書いた条件から、つまり中学時点上位3割レベルから、
単純に、毎日「机に向かっている時間」ベースで、
早慶の看板学部(文系)で、
勘が良い人で、1日12時間×5ヶ月、つまり1,800時間。
勘が悪い人でも、1日12時間×10ヶ月、3,600時間でいけます。
看板学部でなければ、もっと短くて済むってことです。
ただし、ちゃんと目指す気があって、この勉強法に従えば、ですよ。
1日12時間!ってびっくりしている人がいるかもですが、
1日12時間なんて、睡眠時間を8時間取ったって、4時間も余ります。
食事とお風呂に各30分かかっても、2時間余ります。
生涯にわたって得られるものの大きさを考えると、たかだか毎日12時間ですよ。
何度も言いますが、一部の受験関係者からは、
なんだ、フツーじゃねーか!
って言われると思いますが、フツーのことなんですよ。
このままでは、ホントにフツーになってしまうので、
少し勉強法を教えます。
その前に、まず質問します!
志望校(学部)が決まっているという人、いますか?
ハイ、合格です。
志望校が決まってしまえば、半分受かったようなもんです。
簡単に山に例えましょう。
山はそれぞれ高さも違いますが、同じ高さでも、傾斜がなだらかな山もあれば、傾斜の険しい山もあります。木が生い茂った山もあれば、岩山もあれば、雪山もあります。危険な猛獣が出る山もあるでしょう。
同じ道具や服装でいいでしょうか?
登山前に鍛えるのは筋力ですか心肺機能ですか?
山によって違いますよね。
そういうことです。
今後、書いていく記事の予定を記しておきます。
<志望校>
・志望校が決まったら、半分受かったようなもん。
・志望校は、なりたい職業か、住みたい場所で選べ。
・それでも選べない人の志望校の選び方チャート。
・受験方式と受験科目の選び方。各科目の相性ほか。
・偏差値を信じても意味がない。5個くらいある目安の1つに過ぎない。
・偏差値でなく、合格最低点から、得点の配分を考えて、勉強時間の配分をする。
<学習法>
・赤本っていつやるの? 今でしょ!
・勉強する科目の順番があるってホント? ←もちろんホントだし明確です。
・現国→英語→数学→(古典)→物理→化学→歴史→生物→地理→(古典)→倫理→漢文
・予備校や学校の授業と自学自習の違いは、アニメとマンガの違い。
・記憶するのではなくて、記録するだけ。日付とわからなかった箇所。
・「覚えよう」は間違い、「覚えちゃった」が正しい。
・大事なところに下線を引くんじゃない。わからなかったところに引くんだ。
・前日やったページの復習をさーっとやってから、次のページに進む。
・学習する場所、時間帯、
・シャーペン&消しゴムは使わない。ボールペンが正解。
・模試をレベルチェックだと思っていたら落ちる。
・模試は受けられる限り受ける。その理由と活用方法。
・参考書、問題集は、この順番でこれを使え(科目別、志望校別、戦略別)
<英語>
・英語を制す者は受験を制す。英語は受験界の最強&万能&安定の武器。
・英語は長文を早く読むことが最も大事な力。英語を日本語に訳さず読むには?
・英語で一番やっちゃいけないのは「単語集での単語の丸暗記」。その理由とは?
・「覚えちゃった」英単語は、中学英語+1,200くらいで十分。
・英単語はオリジナルに近い単語(動詞が主)とそのイメージで覚える。
・知らない日本語あっても新聞読めるでしょ? そんな感じです。
・英語がセンター9割に仕上がったら、英語圏の留学に数週間ほど行くのもいい!
<数学>
・数学は、満点を狙うか、8割なのか、5割でいいのか、それが問題だ。
・数学は計算力と反射とワリキリ。
・計算力こそスポーツの基礎運動能力。この練習を怠るとパフォーマンス落ちる。
・反射を落とさないためにも、やり始めたら必ず毎日やる。
・理解しようとしても限界が来る。どこかで割り切ってパズルやゲームだと思え。
・わからない問題に時間をかけない。パッと見て解けそうもないときは解答を見る。
<国語>
・「国語は不安定な科目」とか「運に左右される科目」なんて、これ全部嘘。
・国語力は、人生における読書量+テクニック。今全く苦手な人は避けるべし。
・センター現代国語は、確実に満点を取りに行け。
・古典は2通りのやり方がある。語学としてやるか、暗記としてやるか。
・漢文はほぼ捨てちゃうか、満点取りに行くか。受験直前で決めればいい。
<理科>
・理科はどの科目も、教科書が受験ではまったく使えないことをまず知っておく。
・物理は、数学が好きなら選ぶ。嫌いなら物理は選ばない。選んだなら満点を狙う。
・医学部志望であれば、化学と生物の選択が、その後も役に立つのがいい。
・文系のセンター1科目なら、生物が無難。ただし、後半の遺伝をナメるな。
・化学は暗記だと思うと後半に痛い目に合う。理解しながらじっくりやろう。
・志望校で地学を選べるのなら、ラッキーだが、併願に制限が出る。
<社会>
・社会の選択科目は、興味があるやつを選べばいい。
・それもないなら、世界的に活躍したいなら世界史、国内企業で働きたいなら日本史。
・それもないなら、外国人の名前や地名と、日本のと、どっちが覚えやすいか。
・歴史好き(三国志、古代史、戦国、幕末など)がよくハマる罠。
・歴史は、イメージと流れ(因果関係)を意識してやる。
・倫理は負担は少なく、現代国語に役に立つが、受けられる学部が限られるので注意。
<その他>
・親は「勉強しなさい」はもちろん、「勉強はかどってる?」もNG。
・ペースを乱さないための、3食の準備。地方なら模試の送り迎え。
・都会vs田舎、受験にどっちが有利なのか。
・友人との関係、スマホとの関わり、テレビなど、どうすればいいのか。
ちょうど、次年度の三年生や、浪人生は受験勉強のスタート準備に取り掛かっている頃でしょうか。
何をどうしていいかわからない!
って人も多いんじゃないでしょうか。
そういう人の参考になればと思います。
予備校に申し込んじゃった人、
「早く教えてくれれば、予備校代が無駄にならなかったのに!」
ってなると思いますが、それはごめんなさい。
次回は、志望校の選び方にしましょうかね。
ありがとうございました。
つづく。
かつて「悪魔の受験術」と噂され、ごくごく一部の受験生の間で都市伝説となっていた(かもしれない)、「受験界の悪魔王子」が、18歳の浪人女子を難関大学に合格させるために再び受験界に舞い戻って来た!話。
【自己紹介】
はじめまして。んー名前どうしましょう。
とりあえず、idから取ってデビ兄(にい)にしておきましょう。
悪魔ですからね(笑)。
このたび、ひさしぶりに受験界に帰ってくることになりました。
そこで、今回は、その記録をブログに記していこうと思います。
一流進学校でもない18歳浪人女子が、
塾にも予備校にも行かず、
ほぼ独学で難関大学に合格する。
というブログになると思います。
2015年、『ビリギャル』という映画が話題になりました。
有村架純さんが主演したことでも話題になりましたね。
これは、
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
というノンフィクション作品が原作になっている映画です。
※ネットでは「実はまあまあの進学校だった」とか噂されていますが
いずれにしても、正直言って、この本が話題になった時に、こう思いました。
「ビリギャルのどこがすごいんだ?」
これは、私だけでなく、
難関大学に合格したことがある人や受験関係者なら、
「いや、俺も似たようなもんだけどな」
「私は進学校だったけど、クラスには何人か似たような人いたな」
「うちの塾にもそのレベルから受かる子、毎年いるよ」
まあまあ多くの人が、こんな風に思ったと思います。
はっきり言って、ビリギャルなんて毎年いっぱいいます!
フィクションですが、類似の『ドラゴン桜』も同じです。
『ビリギャル』、『ドラゴン桜』的な合格者は、難関大学の各クラスに、
2~3人は必ずいます!
つまり、難関大学合格者の5%くらい、20人に1人です。
結局何を言いたいかというと、
もし、この記事を読んでいるのが、3月や4月であれば、んー5月でも、
「みなさん(や息子・娘・孫)のほぼ全員が、どこでも行きたい大学に入れますよ!」
どこでもってことでなければ、
ってことなんです。
【僕が受験界に戻ったわけーしおりんとの出会いー】
ところで、今回、受験界に戻って来たきっかけは、地元・九州の知人から娘さんの受験指導を頼まれたからです。
九州と言っても、人口が10万にも満たない、ど田舎です。
市内に予備校もありません。通わせるには往復3時間かかります。
そもそも、この地域では一般的な家庭ですが、とはいえ、簡単には予備校に行かせるほどの余裕はありませんし。
なにより、
「予備校はもっと成績が落ちる」
と言って信用していません。
そこで「悪魔の受験術」を持つ僕に相談が来たというわけです。
実際、この娘さんの学力では、予備校に行っていても、志望校には絶対受からないでしょう。
ここで、この後たびたび登場する「娘さん」を紹介します。
何度も登場するので、ずっと知人の娘さんってわけにもいきませんので、仮に名前を付けますね。
本名を明かすわけにいかないので、「しおりん」にします!
僕は紫推しですけどね!(←どっちもどうでもいい)。
まず、しおりんの学力をみなさんにお伝えしますね。
学力は今年のセンター試験の結果でおわかりいただけるかと思います。
驚かないでくださいね。
なんと458点!!!!
はい。もちろん、大学受験はしたんです。
高校の指導で、僕も名前を聞いたことないような、地方の公立大学にもちろん落ちました。
そして次に、しおりんの志望校をお伝えします。
驚かないでくださいね。
なんと、九大経済と慶應経済!!!!
間違いじゃないですよ。九州大学と慶應義塾大学の経済学部です!
そりゃ、受かると思いませんよ。誰も。親も。
僕も最初は、遠距離を理由に断ろうと思って条件を出したんです。
あと、責任も重大だし。
「親だけではなく本人がそれを望むこと」
「遠隔での導入指導は難しいから、数日東京に来ること」
2つの条件を出しました。
どこかで、本人が嫌がって欲しいなという思いもありました。
おじさんとの二人三脚での受験生活なんて嫌でしょ、ふつう。
そもそも、本人とは去年1回2,3言、言葉を交わした程度ですからね。
それが、、、
本人が、
「デビさんにぜひお願いしたい!」
「だいたい私が普通に予備校行っても受かるわけない」
だそうです。
よくわかってるのか、全然わかっていないのか。。。
とにかく、大切な知り合い親子の切実な願いを無視することもできず、承諾することにしました。
「ん?遠距離受験指導を成功させれば、全国の同じような人をターゲットにしたビジネスになるのでは!」
なーんて邪(よこしま)な思いも頭をよぎりました(笑)。
邪ですよ。悪魔ですから(笑)
ということで、
「遠隔でも悪魔の右手は通用するのか」編の始まりです。
ちょうど、リアルタイムの人は、次年度の三年生や、浪人生は受験勉強のスタート準備に取り掛かっている頃でしょうか。
まず何をどうしていいかわからない!
って人も多いんじゃないでしょうか。
そういう人の参考になればと思います。
予備校に申し込んじゃった人、
「早く教えてくれれば、予備校代が無駄にならなかったのに!」
ってなると思いますが、それはごめんなさい。
検索から来て、
「すでに夏以降だ!!!!」
って人もごめんなさい。
まだ間に合う人もいるとけっこう思いますが、ほぼ全員が間に合うとは言えません。
ただし、役に立つことはたくさんあるはずです!
つづく